クラスのあいつ。
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[5月―新入生―](1/12)
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「悪い、付き合えねえ。」



飛び込んできた、言葉。


思わず足を止めた。



またか…。


壁にもたれて、ため息を吐いた。




声の主は、バカ男の名瀬。




新入生が入ってきて、ますます多くなった。




名瀬ファン。





まだ2ヵ月足らずだというのに、名瀬へ挑んだ勇者はもう2つの手じゃ数えられない。



こんな風に、出くわしちゃうこともしばしば。



あ、名瀬だけじゃない。



春は頭の中も春になるのか、モモも告白されていたっけ。


幸音も。


カオリ先輩も。



唯一、全く浮いた話のない私は

こんな風に人の告白現場にいつも立ち会ってしまう。



「好きな人…いるんですか?」


「いやー、えっと…にゃー。」


変な言葉で濁しやがって。


はっきり言ってあげなきゃ!



「はっきり言ってください!そうじゃないと諦めきれません!」「います。」



あまりの早すぎる返答に一瞬、女の子が白目をむいた。


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