クラスのあいつ。
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[12月―クリスマス2―](1/5)
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「はあ…、はあ…!」


走った。



かなり走った。




土手のような草むらに、カオリ先輩は体を投げ出した。


似合いすぎる。





「一体…、どういう…!!ゴホッゴホッ」



はあ、ダメだ。


今は喋れない。





「たまにはいいだろう。」



「…はあ?」


「うまくいかない時は、走ってみるのも。」



…………



まさか、それだけの理由で!?



力が抜けて座り込んだ。


「南井。」




「はい…。」




汗を拭う。


先輩はうねった前髪を上にかきあげた。



形のいい額が、現れる。







「一緒に寝ないか?」






「はあ!?」





ぽんぽん、と先輩が草むらをたたいたことで


私は自分の誤解に気付き、一人顔を赤らめた。


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