クラスのあいつ。
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[12月―クリスマス―](1/21)
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「カオリ先輩、かっこいいよね!」


「うんうん!2年生じゃダントツだよ〜。」


「背が高いし、なんせ、あの色気!」


「分かる分かる!」



この頃、






カオリ先輩フィーバーが起きている。






フィーバーって古い?





「女の子っちゅーんは、忙しいなぁ。あっちがかっこええ、こっちがかっこええ。」



少し皮肉気味に幸音がイチゴオレをズズーッと飲み干した。




「見てるだけなら、すごく楽しいかもね。」

「お、言うやん!」




「南井。」



低いその声が教室の外からすると、


女子生徒の息をのむようなため息が漏れた。



「あらあら、今日も来はったで。」



やっぱり、皮肉気味に幸音は言った。



「カオリ先輩。」



私が名前を呼ぶと、口角を釣り上げて手を振った。




「南井、こっちおいで。」




カオリ先輩は毎日私をそう呼ぶ。



まるで小さい子供みたいに。




「…やだ。行きません。」



毎日、私はそう答える。



でも、カオリ先輩は嫌な顔一つしない。



「真生のマゾやんな。」



「はははっ!」





あの日、




あの帰り道から、




私は何か変だった。


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