クラスのあいつ。
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[9月―体育祭3―](1/18)
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「はーい、みんなーお疲れ様でしたー!!優勝おめでとー!!」



宮田先生の嬉しそうな声が教室中に響く。


それに呼応して歓喜の声が生徒から上がった。


優勝モードにみんなが沸く中、



私は、暗黒モード。




リュウちゃんの顔が、



声が、



仕草が、



頭から離れないの。






“小宮琉。よろしく。”





外見はすごく可愛らしい綺麗な女の子。



なのに、中身は豪快で、飾った感じがなくて…。



隣のあいつをチラリと見ると、


「マチコ〜おごれよ、焼き肉!」


ってな具合で、先生に焼き肉を要求中。






悔しいのは、








名瀬がリュウちゃんを好きになる理由が分かること。







女の私から見ても、すごく魅力的なんだもん。








ホームルームはあっという間に終わり、


後は、各部活で体育祭の片付けをする。



「胡音、モモ!行こうぜっ!」



いつも以上に上機嫌な名瀬。





イライラ、してしまう。



名瀬は悪くないのに…。




「先行ってて。」



顔を見ずにぶっきらぼうにそう言った。


「は?一緒に行こうぜ?てか、お…」


「将人!行こうっ!」



何かを言いたげにした名瀬に、モモが抱き付いて、連れて行った。




ホッ…。



こんな態度しちゃいけないって分かってる。




分かってるけど…、私…。


199
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