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[カモミール―苦難に耐える](1/13)



「えー、中途半端な時期の転入生だが 家庭の都合なんで 色々 聞かないように。


転入生の 鷹見 百合矢くんだ。

すんごい無愛想だろ?
でも かっこいいなー。ははっ。


鷹見くんは 何と 秋月の家に訳あって下宿している。


秋月め 花道に続き鷹見までも…!こんちきしょー!いじめてやろうぜ!


なんて 思っちゃだめだぞ!

皆 仲良くな!」




すごいでしょ?


先生 一歩間違ったら 教育委員会に吊し上げられるよ。


「よし!鷹見、挨拶しろっ!」

先生は カッチカチのユリヤの背中を力いっぱい叩いた。


ユリヤの奴、緊張してんのか汗ダラダラだし。


「……な、な、な、ない!!」


…………………しゅーりょー!


「はい!以上!鷹見の席はあそこらへんだ!」

「は!?」


担任は そこらへんを指差した。


アバウトすぎるよ。


空いた席を見つけたユリヤは歩き出す。



右手右足同時に出てるよ。


ユリヤが通る姿を 女子達は 穴があくんじゃないかってぐらい うっとりと見つめていた。


そして―…


ユリヤは


女子以上に 熱い視線を向けるハチローの隣の席に腰を下ろす。



「鷹見!よろしくっす!」


笑顔がキッラキラしてんですけど。


そんなハチローを気色悪そうに肩をびくつかせて見ているユリヤ。



ぷぷっ


ウケる。



そんな私は 今日は 上履きがありません。

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謔オおり


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