fleur GARDENへようこそ
[無題](1/1)






二度目の電話が来たのは、それから二週間後のことだった。





「え、はい。います。」



電話に出たのは菊。



チラリと蘭ちゃんを見て、どこぞの奥様みたいに受話器を手のひらで隠した。



「蘭、安西さんって方から。」



蘭ちゃんの左眉がピクリと動いたのを見逃さなかった私。



箸を置いて電話口に向かうと、私達に背を向けたまま話した。


ユリヤはむしゃむしゃとご飯をかきこんでいる。



私の箸はすっかり止まってしまっていた。



どんな話をしているのか分かんないけど……。



「早く食べな。遅刻するよ。」


菊に促され、再び箸を動かした。

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謔オおり


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