シンメトリー
[新入生ペア御披露目試合](1/30)

あれから1週間はまるで嵐のような日々だった

授業の移動教室はペアでの行動が義務づけられている

方向音痴のヴレドは他に方法が無いとはいえ、シャルロットの後ろをついて行くのは屈辱だった

授業は少年期過程とは比べ物にならないほどハイレベル

板書は写しているものの、理解までは至らない

ペアでの日常会話は「飲み物買ってくる」、「風呂上がった」などの必要最低限のみ

因みにヴレドはこの1週間、1番風呂に入ったことはない

理由は入学式の日にヴレドが先に入浴した時だ

ヴレドの利用の仕方があまりに雑で後に入るようシャルロットが注意したのだ

服は脱ぎ散らかし、洗い流した時に入ったのか浴槽にはシャンプーなどの泡が浮いてお湯が淀んでいた

シャルロットでなくとも我慢できないだろう

「非常識の塊ね」

一方、突然貶されたヴレドは呆れ顔で浴槽を洗って入浴した彼女を見て怒りどころか殺意まで沸いていた

寮には大浴場もあるが、4階から1階までの移動が面倒で休日に1度だけオルガとスノートと行っただけだ

オルガたちに愚痴をこぼしたが、明らかにヴレドが悪いと言われてしまい、結局シャルロットに従ったのだ

そう、ようやく1週間が経った

今日は新入生ペア御披露目試合の日なのだ

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